とりあえずバラす

さて、前回の日記でも書きましたが、我が愛車をDIYで再塗装するために部品単位にまでバラすことになりました。本当なら連休中はずっといじっていたかったのですが、事前に計画していたほど進めれませんでした。

めがねレンチ片手に、ちまちまとボルトやナットを外していきます。
……で作業中に思ったのですが長江サイドカーってシンプルな構造だからか、自分みたいな初心者でも結構バラしやすいバイクですね。奇をてらった部分が無いから、長年にわたって軍用バイクとして使われたのかもしれない。


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船の後部にある予備タイヤラックを外すと、その下にこびり付いたホコリが…。ここは指が入らないくらに狭い場所だったからなぁ。赤色のは下地に塗られた防錆塗料と思われる。


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トランクのフタとリアシート、側車シート、後部灯、マフラーなどを外す。


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ゴム製のフロアマットも外す。
やはりゴムマットは湿気がこもるのか、うっすらとですがサビがあります。で、一応予定ではここにスノコを敷こうかと考えてます。


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前方に8個、トランクの底に2個あるボルトを外すと船を下ろせるようになります。


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片手で後端を掴んでグイッと持ち上げたところ。
船そのものはかなりデカいですが、重量はそれほどでもありません(ただし一人では持ちあげられないが)。


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ユニックやチェーンブロックみたいな吊り上げる便利アイテムが手元にないので、側車の前に台となるミニコン(※)を置き、船をすこしずつ押し出しながら移します。

※:うちでは野菜収穫用のプラスチックコンテナをミニコン(ミニコンテナ)と呼んでます。どうでもいいことですね…


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船の後部を板バネで支える部分。なんとこの部品は固定されいないのだ。
意外と合理的(?)。

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倉庫から引っ張りだし、明るい場所へと出してみる。
普段は船の陰に隠れて見えない本車の右側がはっきりと見える。
それと何となくだが、この角度から見るとシルエットがやや寸詰まり気味でツンダップKS750っぽくない?。


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エキパイを外す。
このエンジン前方に突き刺さってる箇所は熱の影響で固くなっているので、クレ556を吹き付けるといい感じに緩んで抜きやすくなります。
そして抜いた後はホコリやサビなどが入らないよう、適当な布切れを突っ込んでおきます。


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リアフェンダーを外したら、次は燃料タンクを外すためにガソリンを抜く。
キャブレターと繋ぐチューブを外してポリタンクに挿し、コックをリザーブ側にひねる。中にはガソリンが4リットルほど残っていた。
そしてポリタンクは誤って使われないように内容物を書いた紙を貼って封をする。


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この燃料タンクを外すのにちょっと面倒なのがタンク下部にあるバイパスチューブ。
バイクの上フレームが高い位置にあるので、タンクの中央下半分が深くえぐれているのだ。そのためガソリンの片減りを防ぐのに底でチューブにより左右が連絡されている。
しかもこのチューブは硬化してカチコチ……どうやっても外れそうにないので、下にウェスを敷いてニッパで切断した。


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チューブからこぼれたガソリンが手にかかり、指が猛烈にガソリン臭くなったものの燃料タンクを外すことに無事成功。
それにしてもすげーホコリだ。


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とりあえずここまでバラしました。
しかし一番の難関であるエンジンとミッションの下ろしがまだだ。
さてどうしようか……。


つづく