炭鉱

浦臼・奈井江へツーリング

早いもので今年も残り1ヶ月半となります。皆様、いかがお過ごしでしょうか? さて、2週間前の11月1日のことになりますが愛車で浦臼・奈井江方面を軽く走ってきました。この日の天気は朝からパッとしない曇り空で気温も低く、おまけに雨までも降ってきそうな…

栄えていた頃の大夕張

どうも皆さんお久しぶりです。 前回の記事から期間が空いてしまいましたね。自分は筆不精なもので、ちょっと気を抜くとすぐこうなってしまう……現在色々と炭鉱ネタを収集してはいるのですが、どうぞ暫しお待ちを。 さて、自宅の物置を漁っていると、祖父&親父…

夕張 35年目の10月16日 その2

前回の続きです。 沼ノ沢駅を後にして、次に目指したのは清陵町の山奥にある夕張新鉱の跡地。 2010年には総合事務所跡や立坑跡に訪れているものの、2014年はゲートが閉まって乗り入れできなかったこともあり、ヒグマの恐怖にビビって引き返してしまった。 あ…

夕張 35年目の10月16日 その1

//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////// ※ この日記は、本来ならば夕張からのツーリングを終えた10月16日当日の夜にアップをする予定でしたが、諸般の事情により1週間遅れとなってしまいました。 読…

夕張探訪2014 その3(終)

前回の続きです。 清陵町の通洞跡を後にし、次の目的地へと向かいます。 その途中、清陵町の生協そばにあった夕張新鉱労働組合の旧事務所建物を見ようと寄り道をしたら……なんと、解体されて綺麗に更地(駐車場)となってました。Oh、なんてこったい。昨年…

夕張探訪2014 その2

前回の続きから 沼ノ沢駅裏手で無事に夕張新鉱の斜坑抗口を発見することができ、次の目的地へと移動します。その目的地は斜坑から300メートルほど離れた場所にある橋です。 橋といっても川を渡るための橋ではなく、線路の上を通過する跨線橋です。 石勝線(…

夕張探訪2014 その1

皆さん、どうもこんにちは。ここ最近はずっと長江サイドカーにうつつを抜かしてしまい、炭鉱ネタはすっかり御無沙汰気味となっておりました。炭鉱ネタを期待されて当ブログにお越しされていた方には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 ごめんなさい。…

奔別アートプロジェクト、そしてトラブル

遅ればせながら先週の報告を。 13日(日)に住友赤平炭鉱の一般公開へ行こうかと考えていたが、生憎の雨により行けず(札幌周辺はずっと大雨だった)。翌日14日(月)は曇りというイマイチな天気だったものの、貴重な連休なので奔別のアートプロジェクトへ行…

ちょっと訂正

9月26日の日記のコメント欄で住友赤平炭鉱のイベントについて「今年は立坑などの一般開放がされないのではないだろうか」との書き込みをしましたが、その後調べたところ今年も10月12日(土)と13日(日)に無事に開放されるみたいです。 そらち★ヤマの記憶だ…

奔別アートプロジェクト

昨日は旧住友奔別炭鉱ホッパー跡で開催されていた奔別アートプロジェクトに行ってきました。 9月22日から10月28日までの土・日・祝祭日のみのオープンとされており、前から行こう行こうと考えていたのですが、雨天だったり時間が取れなかったりとなかなか機…

釧路コールマイン見学記 その3

前回の続きです。 さて、帰る準備です。この時点で既に12時10分前後。 当初の予定だと11時半くらいにここを出発し、12時には和商市場前で解散をするはずだったので、もう30分以上も遅れている計算になります。 帰りの交通機関の時間を気にしている参加者もい…

釧路コールマイン見学記 その2

会議室で坑内の説明を受けた後、ついに坑内見学が始まります。 それと、今回は事前に言われてた掘進現場ではなく、採炭現場(切羽)を見学することになりました。 我々が採炭中の切羽を見学できるというのは、実はかなり幸運なことで、これについて炭鉱ナビ…

釧路コールマイン見学記 その1

先日(15日)、日本唯一の現役坑内掘り炭鉱である釧路コールマインの見学に行ってきました。 ただし、一般的なのんびりとした観光旅行や見学旅行とは程遠い、夜中に札幌を出発してその日の夕方には帰ってくるというハードな強行軍でしたが。 それでは簡単で…

石炭の歴史村 石炭博物館 その5

前回の続きです。 立坑エレベーターから直線距離で250~300mくらいは離れているだろうか。 地下にいると距離感がわからないが、実際は思っていたよりも歩いていたみたいだ。 採炭救国坑夫の像(進発の像)。 太平洋戦争中に鉱員の士気高揚と石炭増産を目的…

石炭の歴史村 石炭博物館 その4

炭鉱機械類の展示の次は、いよいよクライマックス(?)の史蹟 夕張坑の見学です。 入る前に係員からLEDライト付きのヘルメットを渡されます。 この辺から、地下っぽい独特の臭いがしてきます。 捜検所 炭鉱では入坑する前に、捜検係員によって作業着のポケ…

石炭の歴史村 石炭博物館 その3

前回の続きです。 博物館2階からエレベーターでこの地下展示に降りてくるのですが、それが少し凝っていまして…炭鉱の立坑みたいに内部照明が暗くなり、効果音付きで雰囲気を盛り上げます。 エレベーターのドアが開くと、トンネル状に奥まで時代ごとの展示が…

いざ、釧路コールマインへ

既にツイッターにも書き込んだのですが、明日15日に炭鉱ナビ主催の釧路コールマイン体験入坑に参加してきます。 日本唯一の現役炭鉱の貴重な見学会なので、端から端まで余さず見てこようかと考えています。 …しかし、問題がありまして、昨日の集中豪雨の影響…

石炭の歴史村 石炭博物館 その2

前回の続きです。 友子の取立式。 友子とは、簡単に言えば炭鉱(鉱山)のギルド組織で、坑内作業における親方(先山)と弟子(後山)の契約と採掘技術の継承、坑内災害で負傷したり死亡したりした時の相互扶助などを目的としていました。 このマネキンで再現…

石炭の歴史村 石炭博物館 その1

先週の月曜日のことですが、赤平に続いて夕張市の石炭博物館に行ってきました。 実は三笠市の旧住友奔別炭鉱で開催中のアートプロジェクトとどちらに行こうか迷ったのですが、「また国道12号を走るのも新鮮味が無いな」ということでこちらを選びしました。 …

駆け足の赤平炭鉱訪問

前回の続きです。 更衣室兼坑口浴場の入り口。 住友赤平の閉山から18年経過し、長い間建物の維持・管理がされなかったため、外壁がボロボロになってきています。 入ってすぐにある大きな鏡。 出勤してきた炭鉱マンたちがこの鏡で身だしなみを整えたりしたの…

初手で躓いた赤平行き

今日は待ちに待った旧住友赤平炭鉱の開放日。 昨日の悪天候から打って変わって、ちょっと風はあるものの、気持ちのよい晴天です。 朝6時に起きて身支度を整え、いそいそと車庫に向かって愛車とご対面。 よし、今日もよろしく頼むぞ! 7時30分。先日のシャフ…

炭鉱を知るための本 その3

地味にこの回を待っている人がいる……といわれるこのシリーズ(本当か?)、炭鉱を知るための本・第三弾です。 昨年8月以来ということで一年ぶりとなりますが、以前にも増して技術寄りとなっています。 なお、ここに上げた本はすべて北海道大学工学部の所蔵で…

夕張新鉱の絵(写真)はがき

今日は石狩~月形~岩見沢と長江サイドカーで走り抜けたのは前の日記に書きましたが、岩見沢にある炭鉱の記憶マネジメントセンターで珍しいものを発見しました。 「それ」は出入口そばの本棚の上にポツンと置かれていたのですが……。 夕張新鉱の絵はがき(と…

夕張新鉱 立坑櫓模型

前回の続きです。 大夕張から戻る途中、事前に連絡していた夕張地域史研究資料調査室へ向かう。 目的は、以前新聞に載った「夕張新鉱立坑櫓模型」をこの目で見るためです。 夕張市役所の隣にあるアディーレ会館ゆうばり 入り口には名作映画サウンド・オブ・…

大夕張へ

こないだの金曜日に時間があったので大夕張まで走ってみました。 太陽が出て風も弱い、絶好のバイク日和でした(そのかわり最高気温は13℃と低めでしたが)。多分、これが本年最後のツーリングでしょうか。 大夕張へ向かう途中で見かけるこの建物は、旧北炭清…

上砂川へ寄り道

後ろ髪を惹かれつつ午後2時に赤平炭鉱を出発し、歌志内市を抜けて上砂川町に到着したのが2時20分頃。 初めて三井砂川炭鉱の立坑櫓を見ましたが、最近まで各種実験で使われていただけあって今にも動き出しそうな雰囲気でした。 あまり関係ない話ですが、歌志…

住友赤平炭鉱 自走枠整備工場編

立坑見学の後は自走枠整備工場で機械類の見学です。 ここの建物はそれほど大きくはありませんが、中には坑内で使われていた様々な機械が展示されています。 機械好きなら眺めるだけで飽きません。 ホイスト(巻揚機) 石炭を積んだ炭車を引っ張るのに使いま…

住友赤平炭鉱 立坑見学

更衣所と坑口浴場を見学した後は、いよいよ立坑の見学です。 立坑見学会は10時から始まる予定でしたが、参加者数が多数のため二組に時間差で分けられ、自分は10時15分頃内部に入りました。 立坑見学のために集まった多くの待機中の参加者。 中央にいる黄色い…

住友赤平炭鉱施設 一般開放

えー、皆様お久しぶりです。なんとか生きているしげーです。 ブログをサボりまくりですね……どうも申し訳ない。 こないだの日曜日に開かれた旧住友赤平炭鉱の施設一般開放に行ってきたので、ここで写真などをアップしてみたいともいます。 画像が一部ボケたり…

炭鉱を知るための本 その2

昨年10月以来となりますが、自分が今まで読んできた炭鉱関連書籍の紹介となります。 今回は専門書が多いからツマラないかも……。 芦別概況 三井石炭鉱業株式会社 芦別鉱業所 北海道立図書館/蔵 1977年頃に発行されたと思われる三井芦別炭鉱の概況冊子です。 1…