実釣 石狩湾新港・西防波堤

前記事で書いた長江サイドカーのガソリン漏れ事件によって連休中の計画がものの見事にパーとなったしげー。
しかし泣いてばかりもいられない。泣く暇があるのならばどこかに出かけなければ。
こうなりゃ石狩湾新港へ釣りに行くと決めた(本当は古平や浜益に行きたかったのだが)。それも初めての場所となる西防波堤に狙いを定めた。

本日5月10日正午ごろ、長江に釣り道具を積んで自宅を出発しました。


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まずは手始めに樽川埠頭へ行ってどんな状況かを見てみる。
ここはいつ来ても人でいっぱいだ。


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SOLAS条約の影響で以前と比べるとかなり釣り場が狭くなった樽川の駐車場周辺ですが、釣り人のバケツを覗いてみるとシャコがポツポツと釣れていました。
それと25センチ近いデカハゼも! まだ5月上旬なのにここまで大きくなるとは。


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岸壁を歩いていると砂利運搬船(ガット船)が中央水路に入ってきた。


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船体が濃い灰色で塗られたこの船を見た時、自衛隊の艦艇かと勘違い(船首に小さく第五十八正栄丸と書かれてますね)。


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西埠頭近くの草地に係留されているメットライフ生命の宣伝飛行船。5月中旬まで北海道にいるらしい。


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西防波堤へと通じるゲートに到着。停まっている車は20台ほど。
自分も早速装備を整えて西防波堤へと向かう。


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真新しいケーソンの上をテクテクと歩いて西防波堤を目指す。
それにしても今日は北東からの風(海から吹く風)が強い。風速5~6メートルくらいは軽くあるのではないだろうか。
天気はとても良いのにそれだけが残念だ。


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駐車場所から20分ほど歩いて防波堤の先端近くに到着したが、真っ昼間ということもあり全体的にはあまり釣れていないみたいだ。

この西防波堤は初めて釣りをする場所なので勝手がよくわからない。
ほとんどの人たちは消波ブロックに乗って外海側で釣りをしているのだがちょっと怖かったので、先端から50メートルほど下がった内海側で竿を投げてみた……のだがこれが大失敗。隣にいた先客の釣り人曰く、どうやら足元から沖合20~40メートルくらいまでの海底には捨て石やブロックが大量に沈められているらしく、この辺は超荒根地帯だという。
こうして知らずに投げたカレイ狙いの力糸付きジェット天秤仕掛けと自作の遊動仕掛けの二つを失ってしまった。トホホ……。


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仕掛けの連続ロストを機に内海側での釣りを諦め、意を決して消波ブロックに乗って外海側への釣りを開始した。
ここの消波ブロックはテトラや六脚ブロックと違って足場が広いから三脚を設置するのは楽だけど、こりゃちょっと怖いな…。しかも右からの風が強いから竿どころか自分の体が煽られそうになる。

仕掛けを投入して軽く引きずってみると、外海側は全面砂底で根がかりが無いのでとても釣りやすい…が、さっきよりも風が強くなってきたからか竿先がブルンブルンとたわんでアタリが全然わかりやしない。

ちなみに竿は1本しか出していません(強風で2本出すのが億劫だったので)。


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投入後、10分ほどしてエサ交換のために仕掛けを上げてみると名刺サイズのマガレイがかかっていた。本来ならば即リリースするのだが、針を奥まで飲み込んでいたのでキープとなった。
風が強いとこういう小魚のアタリが一切わからなくなってしまうのが辛い。

エサを付け替えて再度投入。すると今度は明確なアタリ。そこそこの重量感で期待が高まったが、釣り上げてみると25センチほどのカワガレイだった。普通ならカワガレイもリリースするのだが、これまた針を奥まで飲み込んでいたので仕方なくキープ。
うーん、これがマガレイやクロガシラだったら嬉しいのだが……。

この後、手のひらサイズのイシモチガレイが釣れたが、こいつは口に浅く針先がかかっただけなのですぐにリリースした。


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3匹を釣り上げたあとは魚のアタリが遠のいた。
風は自分が釣りを開始した時からずっと止まず、防波堤先端にいた人達も竿を畳んで全員引き上げていった。
午後3時を過ぎると沖には次第にウサギが飛び始め、うねりも強く高くなってきた。先端の消波ブロックからは白い波しぶきが派手に舞っている。
そろそろ自分も納竿としようか。


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帰る途中に見えた西防波堤横の砂浜は白波で煮えくり返っていた。
これで海が時化て魚の活性が上がると良いのだが。


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4時間ほど粘ってこの釣果。
早朝から根を詰めて釣ればまた違ったのかもしれませんが、コンディションの悪い昼間だと、まぁこんなものでしょうか。
この二匹はさばいて一夜干しとなりました。