炎天下の丘珠

2008年で終了した…と思っていた丘珠航空ページェントが、29日に4年ぶりの復活をするとニュースで知ったのが、ほんの半月ほど前。この航空ページェントは、民間主導による航空イベントとしては昔から国内最大規模と言われていましたが、周辺への騒音問題やら不況によるスポンサー減少やら何やらがあって、もう二度と開催されることはないだろうと考えていたのですけれど、まさか復活するとはね。
 
しかし、なにも30度を超えるこのクソ暑い盛りに開催しなくても……。
以前の航空ページェントだと、9月上旬~中旬の過ごしやすい時期に開催されていたのに。急な開催決定で日程に余裕がなかったのだろうか?
ちなみに以前は恒例だったピッツS2やスホーイのアクロバット飛行は、残念ながらありませんでした。
 
 
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ここ2週間はずっと晴れが続いている札幌。気温も急上昇です。
自宅からすぐ近くなので、朝9時頃にゆっくりと行ったのですがかなり賑わっています。
ただ、千歳基地航空祭と比べるとスカスカかな。
 
 
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この画像には1つしか飛んでいませんが、合計で5つがグルグルと飛んでいました。
 
 
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小型ヘリ界の大ベストセラーR44。
なんとなくオモチャみたいな外見が面白い
 
 
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青森県の八戸から飛んできた、海自の対潜哨戒機P3C。
住民への騒音対策なのか、自衛隊や米軍の展示飛行はどれも以前より高度が高く感じました。 

 
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涼し気なカラーリングの富士エアロスバル。
後ろに見えるバカでかいヘリは海自のMH53E。
 
 
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格納庫が休憩用に一つ開放されていたのですが既に満員。
入りきれなかった人は屋根や植木の影で涼んでいました。みんな考えることは一緒だ。
 
 
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2機のAV8BハリアーIIは2006年以来6年ぶりの飛来。
17~18年ほど昔にはハリアーの他に、韓国の烏山基地からA-10サンダーボルトIIも丘珠に来ていました。
デジカメのパノラマ機能で撮影したのだが、機体解説の看板が半分切れてしまった。
 
 
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マスコミ各社の報道ヘリ。手前からNHKSTV(日テレ系列)、UHB(フジテレビ系列)、HTBテレビ朝日系列)、北海道新聞社。
 
 
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モーターパラグライダー用の背負い型エンジン。
ペラは固定ピッチでエンジンは2st。
 
 
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遠隔地にいる患者の航空搬送を目的とする、北海道航空医療ネットワーク研究会のサイテーションV。
以前はドクタージェットと呼ばれていましたが、今は名称が変更されてメディカルウィングになっています。
 
 
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アクロ飛行用グライダー、ピラタスB4PC11
両翼端に発煙装置を取り付ける金具がセットされている。
午前と午後で合計2回アクロバットをしていたのですが、音もなく急旋回やループをするのはなかなか奇妙です。
 
 
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ピラタスを高度3000フィート(914m)まで曳航したロバンDR400
 
 
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単発機と双発機の混合デモ飛行。
低高度を、まずはビーチ・ボナンザがハイスピードで先行します。
 
 
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そして、そのビーチのすぐ後ろを追うダイヤモンドDA42ツインスター。
今回はジェット、プロペラ、軍用機、民間機問わず様々な飛行機が飛んだが、個人的にはこのデモ飛行が一番迫力がありました。
 
 
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テレビ番組のレポーターの取材を受けるDA42とオーナー(?)。
機体はオーストリアのダイアモンド・エアクラフト社製で3人乗り(前2人、後ろ1人)、そして航空機としては珍しいディーゼルエンジンを搭載。
調べたらDA42は無給油で大西洋3500kmを横断できるくらい燃費が良いのだという(ディーゼルだから当然か)。
 
 
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飛行中は正面からだと「ガリガリに痩せたP38ライトニング」に一瞬見えたのだが、地上に展示されていると結構良いデザインをしています。
だけど操縦席はかなり窮屈そうだ。
 
 
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窓は前方跳ね上げ式。
レポーターが操縦席に座って色々と質問をしているみたいです。こうして見るとレース機並にかなりコンパクトな双発機だというのがわかります。
なお、今回の航空ページェントの模様は、特番として8月18日にTVHで放送されるみたいです。
 
昼の1時を過ぎると更に直射日光がキツくなってきたので退散。なので、午後の部は自宅の窓からチラリとしか見ていません。
米軍のホーネットのエンジン音は家の中にいてもうるさかった。あんな騒音だとそりゃ住民訴訟にもなるよ…。
 
 
以上、おしまい。
どうでもいいけど、帽子を被らずに行ったのでかなり日に焼けました。