うまくいかない作業
リアの修理/整備もいよいよ大詰めです。
ここでは部品番号38~44をリアデフケースにセットします。
今回使うパーツ類。
バックラッシュ用ワッシャーはそれぞれ0.5mm、0.7mm、1.15mmの厚さがあるのですが、いちいち光明丹を塗って点検と分解を繰り返すのはかなり面倒なので、とりあえず一番薄いやつをセットしておこうかと考えています(いい加減だ)。砕けたピニオンを外した時にワッシャーは入っていなかったので、変に摩耗したりしなければ不要なのかも?
リアデフケース内部にセットするニードルベアリングのアウター。
インナーはピニオンギアの先端部に叩いてはめ込みます。
アウターは事前に冷凍庫でキンキンに冷やしておき、適当な大きさのコマと延長棒を使って叩き込みます。が、自分ができるのはここまで。
ピニオンギアにボールベアリングをはめるのと、そのピニオンギアをデフケースに圧入するのはプロにやってもらいます。
料金は3000円。
さすがプロの仕事。寸分の狂いもない綺麗な圧入です。
そしてボールベアリングにリチウムグリスを満遍なく塗り込みます。
反対側にもグリスを塗り込みます。
走行中は常にギアオイルの飛沫が付着するだろうし、実際はここまでやらなくてもいいのかもしれませんが、まぁ保険みたいなものです。
一度組み立ててしまうと、そう簡単にチェックできる部分ではないしね。
次に星型ワッシャーをセットします。
これはボールベアリングの上に置くだけでOK。
蓋を装着する前に、モリブデングリスをカジリ防止用に少し塗ります。
デフケースを万力に固定し、車載工具のピンフックスパナで蓋を装着します(逆ネジなので左に回す)。
ねじは思ったよりも結構固いので腕に力が入る。
無事に装着できました。
最後の難関、ドライブギアに45本のニードルベアリングをセットします。
ニードルベアリングを入れているのは、今のところ使用未定の長江用増量オイルパン。手元に適当なトレイや入れ物が無かったのでつい……。
リチウムグリスをたっぷり塗りながら、溝に1本づつセットしていきます。
ガスケットにはホルツの液体ガスケットを塗っておきます(時間が経つと弾力のあるゴム状になる)。
……で、ここまでやっておいてアレですが、上手くはまりませんでした。
どうやらニードルベアリングの組み込みがズレて、ほんの僅かに引っかかっているみたいだ。
あ~~、疲れがどっと出る。
次回に続く