2018 北海道旧車天国

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10月8日早朝。台風一過、とでも言うべき澄んだ青空。

本来は7日(日)に開催をされるはずであった北海道旧車天国ですが、台風25号の北海道直撃により、一日延びて8日(月・祝 体育の日)へとずれ込んだ。
たが、たしかに雨や風は強かったものの、一ヶ月前に道内各地へ甚大な被害を引き起こした台風21号よりかは影響が小さかったのは幸いであった。
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雨でしっとりと濡れたアスファルト路面。貼り付いた落ち葉が秋を思わせる。

さて、開催日当日になってゴミ捨てや積み込む荷物の準備であたふたとしていたら、時計の針は既に8時15分を過ぎていた。あ、やべっ…このままでは9時が門限なのに遅刻をしてしまう。身支度を整えてヘルメットを被り、大急ぎでエンジンを始動させて出発した。
それでは今日もよろしく頼むぞ。


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祝日でいつもよりも空いている道路を走り抜け、8時45分頃に会場へ無事到着。札幌市内である北区東茨戸の開催(といっても札幌で一番北の端だが)なので、地方のイベントとは違って移動に気を使わなくてよいのはラクチンですな。
入場手続き後、カメラマンによる記念撮影サービスを済ませてから係員に指定された展示場所へと移動。
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自分の愛車の展示はこのようになった。今回は二輪車の参加は3台だけらしい(他に原付やモペットが3台あった)。少々寂しい気もするが、まぁ頑張るとしよう。
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横に立てたイーゼルには、愛車の詳細を簡単に記したボードを設置した。
イベント開催中は多くの人が足を止めて読んでいたので、急ごしらえなやっつけ仕事でも一応は作った甲斐があった……と思う。なお、今回はシートに座り放題としたので、小さな子供が乗り降りをしやすいよう脇には脚立もセッティングした(実際には大人も子供も結構な数の人たちが座っていたが)。

主催者の発表によると今日は全部で約100台の参加となったが、昨日の台風直撃による日程変更がなければもう少し数が多かったみたいだ(体育の日に休みが取れず、泣く泣く参加を辞退をした人も少なくないという)。本当に今年の北海道は天気や地震などの自然災害に悩まされる年だ。

会場司会によるアナウンス後、9時30分にイベントがスタート。ゲートからは大勢のお客さんがぞろぞろと入場してくる。
それでは自分も会場内をぶらぶらと歩いてみるか。
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ピンボケ画像になってしまったマツダ ポーターキャブ。
実は30年近く倉庫の奥で眠っていたのを復活させた個体だという。

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いつ見てもきれいで隅々まで手入れが行き届いている、常連のシュタイヤープフ ハフリンガー。

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ランドローバー シリーズ2
シリーズ2のランドローバーは昨年も展示されていましたが、それとは別の個体。これはピックアップ仕様です。
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真横から見ると子供が描いた自動車の絵と言うか、「凸」そのものな無駄を削ぎ落とした形状が好きです。なお、この淡いクリーム色の車体色は刷毛とローラーで手塗りをしたのだという。あぁ、自分の愛車と同じだ。

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A型フォード ホットロッド仕様。
 
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ハコスカGT-Rと同じS20エンジンを搭載したフェアレディZ 432。

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トヨタスタウト 消防車仕様。

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イタリア製の三輪型ミニカー タイガービートTiger Beat。
光岡やタケオカのミニカーが公道を走っているのは数回見たことがあるが、これほどの珍車は北海道内でも唯一ではないだろうか?
 
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後ろにはきちんとナンバープレートが装着されていた。
 
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車内はごくシンプル。ハンドルの真下にサイドブレーキが備わっているところは芸が細かい。

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MG TF-1500
1954年製なのだが車体はピカピカ。

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オースチンヒーレー スプライト
超個性的なフロントマスクなので日本ではカニ目、海外ではフロッグアイ(Flog Eye:カエルの目)とも呼ばれている。
真正面から見ると口を開いて笑っているようにも見えてユニーク。
 
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スポーツでもなくユーノスでもない、マツダ 二代目コスモ。
彫りの深い顔つきからして当時のアメ車っぽくも見える(実際、このモデルは北米市場をかなり強く意識してデザインがされたという)。

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後輪に装着されたマッドフラップには、白抜きでCOSMOの文字が書かれている。非常に「The 昭和」って感じがします。
 
 
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フォード クラウンビクトリア ハイウェイパトロール仕様
実際にアメリカの警察で使用されていたものの払い下げ車両だという。
 
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グリル前方のゴツいプッシュバンパー(逃走車両に体当たりで突っ込んで強引に停車をさせる)や、前席両サイドに装着された小型サーチライト、車内のセンターコンソール上には可動式ノートパソコン台など、日本のパトカーではまず見かけない独特な装備品が目を引く。
持ち主も本格的なハイウェイポリスのコスプレをしていた。

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後部座席の窓には、収容した容疑者が逃走をしないように太くて頑丈な格子がはめ込まれていた。アメリカの公的機関による払い下げ車両は、こういうのを取り外さずにそのまま民間の中古車市場へ流すのか…なんかスゲェな(日本の警察や自衛隊の場合だと、車両の用廃時にはガス溶断やサンダーで再利用が不可能なくらいにまでバラバラにするのが普通)。

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今回のイベントの目玉。映画「トラック野郎」で主演を務めた故菅原文太が撮影で実際にハンドルを握った一番星号(中央)が展示をされた。

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この手のデコトラを間近で見たのは初めてだったのですが、いやぁ、箱に描かれた巨大な絵は勿論のこと、電飾やスパンコールもド派手だなぁ……夜に見たらもっと映えたかもしれない。


会場内だけではなく、何か面白そうな車がいないかと駐車場へ足を向けてみる。
 
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すごく状態が良い。履いていたタイヤはミシュラン製であった。
 
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マツダRX-7は今でもたまに見かけるが、アンフィニ時代のRX-7はここ最近めっきり見かけなくなった。1990年代に製造されたものは、以前底値だった時期に買われて乗り潰されたのがほとんどだろう(もしくは海外へ輸出されたりとか)。
 
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シボレー インパラ
泣く子も黙るフルサイズのアメ車。うちの車庫にはまず入らないくらいに大きい。
 
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ロータス ヨーロッパ
JPSの塗装が施されたものは初めて見た。
 
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午後2時から開かれたビンゴ大会。
ビンゴ一番乗りとなって豪華景品をゲットするべく手元のビンゴシートに念を送った……が、リーチどころか、最後まで全くかすりもせずにビンゴは終了。結局、焼肉のタレ(小瓶)を残念賞として入手しただけであった。


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台風直撃という如何ともし難いイレギュラー要素があったものの、実際に蓋を開けてみれば大盛況だった北海道旧車天国2018。大きなトラブルもなく午後3時半に無事閉幕となった訳ですが、わが愛車はなんと旧車天国アワード(入場客による参加車への投票)で特別賞を頂いてしまった。
まさか今年6月の富良野に続いて受賞をされるとは思っていなかったので、ちょっと驚いたのですが、まぁありがたい事です。

これで今年の参加予定の旧車関連イベントは終了(14日の日高は胆振東部地震の影響で中止)となった訳ですが、一応は冬眠前に有終の美を飾れたかな、と思っています。