ポイント点火

長江サイドカーは基本構造が古いバイクなので、点火はフルトラやCDIみたいな立派なものではなく、古風なポイント点火方式です。
 
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エンジン左側面にある丸いカバーの付いた部分がポイント装置です。普段は金属製の爪で不用意に開かないよう固くロックされています。
どうでもいいけどシリンダーの冷却フィンが錆びて汚いなぁ……。
 
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中には親指ほどの大きさのポイント金具があります。エンジン始動中は接触面がカスタネットみたいにカチカチと高速開閉しながらプラグへ電気を流します。
ちなみ右下にある小さいスポンジにオイルを含ませるとカムの減りを少なくさせる他、滑りも良くなります。ただしつけ過ぎるとオイルが散ってベトベトになるので注意(4~5滴で十分)。

 
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以前入手した交換用のポイント。
左はM1MやM1Sなど12V長江用、右は6V長江用。下の銀色のはポイント用12Vコンデンサ
ポイントは完全な消耗品です。接触面が荒れてきたり、カムの山がすり減ったら交換します。なお、接触面のクリアランスは0.35~0.45mmとなっています。
コンデンサですが、噂だとハーレー用が長江に流用可能らしいです。