夕張新鉱 坑内図

前回の記事では南大夕張炭鉱の坑道図を紹介しましたが、その文中に「夕張新鉱と比較すると結構複雑です」と書いたくせに、実は夕張新鉱の坑道図を皆さんに見せていないのを今になって気がつきました。
という訳で、ここでは以前暇を見て作った夕張新鉱の坑道図を紹介したいと思います。
 
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見ての通りゴチャゴチャとはしていますが、奥深くまで掘り進めた南大夕張鉱ほど複雑ではないと個人的には感じます。ちなみに夕張新鉱は坑道の資料がそれなりに揃っているので、自分みたいなズブの素人でもそれなりの図に起こしやすいです。
立坑から下へ向かって縦に貫いている4つの立入坑道を境目として左側は西部鉱区、右側は北部鉱区と分かれています。
 
左下に1981年10月と記入してありますが、これはあの忌まわしいガス突出事故が発生した10月16日を指しています。事故当時は3つの切羽で採炭作業がされており、メタンガスが突出した位置は北部鉱区の左第五盤下坑道にあった掘進作業中のゲート坑道でした(画像では右下の部分、スケールの500という文字のやや上付近です)。