赤平炭鉱の見学 立坑編

午前中は自走枠整備工場でブラブラと機械類を見ていたのですが、午後1時からは本命の立坑見学です。
自分を含めて約80人近い人数が集まったらしく、案内ボランティアの人は「ヘルメットが足りない…」と言ってました。
 ※立坑は老朽化により天井から物が落下する危険性がある為、ヘルメットを着用しないと内部見学はできません。
 
整理していて気がついたのだが、動画撮影と内部構造を見てばかりいたので思ったよりも写真の数が少ない。そして肝心の写真もブレまくりだし……。
なので、かなーりお見苦しい画像ばかりです(笑)。ゴメン。
 
 
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ピンク色をした住友石炭鉱業赤平事務所の裏から撮影したのだが、事務所には既に住友の文字はなく、別の会社(?)が事務所として使用しているようだった。
 

 
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集合場所である道路側巻室の横から撮影。威圧感か凄い。
6枚あった「住友赤平立坑」のネオン看板と、立坑上部にあった住友のエンブレムは既に取り外されています。
 
 
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歩道そばにある立坑の解説看板。
 
 
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図解部のアップ。
 
 
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いよいよ立坑見学の開始。
まずは繰込所で元鉱員の方より赤平炭鉱の歴史や立坑の説明を受ける。

 
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パネルに貼られた1989年頃の赤平炭鉱の上空写真
繰込所があまりに暗いのでフラッシュを焚いたら白く飛んでしまった…。
 
 
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上空写真の解説文
 
 
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繰込所から捜検を抜けると、すぐに立坑です。

 
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視線を上にすると見える、複雑に組み合わさった鉄骨。

 
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ケージ乗り場。
地下へ続く部分は既に密閉されている。

 
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酷いピンボケですが現役当時の入出坑写真。
 
 
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次は巻室へ移動。
風格を感じさせる巨大な巻上機。隣に立つ人と比較するとその大きさがわかります。
 
 
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手すりに貼られたプレート。
製造は三菱造船株式会社広島造船所。
 
 
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立坑上部にあるケーペ(車輪)へワイヤーを通すための窓が天井に見える。
ちなみに巻上機のワイヤーを引っ掛ける溝は木製(!)です。

 
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巻上機のブレーキ。
構造は梃子の原理でシューを押し付けるドラムブレーキ方式です。
 
 
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立坑や巻上機の整備に使うスパナ。
笑ってしまうくらいに大きい。
一番大きなスパナを持ち上げようとしてたが重くてびくともせず。
 
 
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ブレ気味でわかりにくいですが、スパナに自分の足を突っ込んでみた。
予想した通りスカスカです。
 
 
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ケージを吊っていたワイヤー。

 
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手との比較。
やや細めな大根くらいの太さ。意外と細い?

 
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巻上機操作室。
真ん中にあるメーターでケージの位置を確認する。
ちなみにこの辺は天井からの雨漏りが多いらしく、床には苔が生えてました。
 
 
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巻室から階下の坑口操車設備を見る。
 
 
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坑口操作台。
 
 
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窓に貼られた入坑ダイヤ。

 
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坑口操作台からケージ搭乗口を見る。
 
 
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空になった炭車などをケージへ押し出すプッシュバック設備(陰になって見えませんが)。
左にあるのは斜坑人車。
赤平は立坑での入出坑が普通なので、揚炭や資材搬入以外での斜坑の利用は少ないと思われる。
 
 
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ズリ運搬車(黒色)と炭車(黄色)。
炭車には2tの石炭を積載可能。

 
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手前に見える一回り小さなズリ運搬車の方が奥のものより新しい。
黄色い炭車の手前にある平べったいのは資材を載せる台車だろうか(質問しそびれた)?

 
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壁面に吊り下げられた4段ケージ(3段しか見えませんが)。
人間なら72人(1ケージ18人×4)、炭車/ズリ運搬車なら4台を一気に昇降可能。
 
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坑口遠景。
 
いやー、今回は貴重な体験ができました。
次回も開催されると良いのですが、今後はどうなるのでしょうか?
 
 
…しかし、デジカメが古いせいでせっかく撮影した画像がボロボロ。いい加減に買い換えないとな……。