夕張新鉱総合事務所跡の探索 その2

 
【夕張新鉱総合事務所跡の探索 その1】の続きです
 
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排気立坑へ行く途中、路肩に生えた樹木の陰からペンケマヤ川がちらりと見えます。底はゴロタ石で水深は
30cm前後の浅い川。パッと見の渓相は悪くないのですが多分魚はいないと思います。
 
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草むらから見えるのは、排気用換気扇を設置していたと思われる2個の基礎コンクリート塊。その奥の笹が生え
た斜面にはトーチカの銃眼みたいなものが突き出ています。これは坑内から引いたメタンガス誘導管を清水沢火力発電所へと送るためのもの、と予想しますがどうでしょう?
ここは総合事務所のあった場所よりも草の密度が激しく、鉈や鎌で刈りながら前進したほうがいいかもしれません。生憎この時は手元に道具らしいものは何も無かったので、ひたすら腕と足でかき分けるのみです。
 
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銃眼みたいなコンクリートの下付近にあった細長い側溝風の構築物。形からして恐らく太いパイプか何かが通っていたのだろう。ここの端に乗って背伸びをすると密閉された排気立坑の上部が見えます。
 
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排気立坑から突き出たバルブに備え付けられていたであろう放散塔は、錆びて根元から倒れていました。
もっと接近したかったがセイダカアワダチソウの大群が凄くて断念。
 
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とりあえず一目でわかるように描いた超簡単な地図。
 
夕張新鉱立坑・事務所跡地には1時間程度の滞在でしたが、個人的には十分実りのある探索でした。
もし次回があるのなら鉈と動画用のカメラが必須だな……。
 
この日記を読んで「行ってみようかな?」と考えた人もいるかと思いますが探索は基本的に自己責任、怪我と弁当は自分持ちです。
それとくれぐれもヒグマにはご注意を…。