偵察 石狩湾新港

どうも皆さんお久しぶりです。サボリ癖のついてしまったしげーです。ブログを書くのは約半年ぶりです。
読者の皆様、こんなにも不甲斐ない人間でどうもすみません。

いやー、それにしても今年の札幌は雪解けが恐ろしいまでに早かったですね。なにせ3月末の時点で道路上の雪がほぼ溶けてアスファルトが完全に出てしまったし、4月上旬には近所の公園や駐車場の雪が全部消えたくらいなのだから。身近で起こる温暖化ってこういうものなんですかねぇ?


…で、まぁ、北海道にもようやく2015年のバイクシーズンが到来した訳ですよ。昨年の今頃は連休中の楽しそうな行楽情報を横目に薄暗い倉庫で一人黙々と長江をバラしていた訳ですが、今年は違います。
まずは冬眠から目覚めた直後の慣らし運転ということで、近場の石狩湾新港へ走ってみました。
なお、日時は4月29日(祝)の昼12~15時頃です。


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まずは西埠頭のチップヤードへと向かう。
海沿いに数台の車が止まって投げ竿を出していた。しかしあまり釣れていなさそう。それと市街地にいると気がつかなかったが、海へ来ると南東の風(モニュメント方向から)がちょっと強く感じる。
すぐ前の広場では2stバイクがカラーコーンを立ててジムカーナの練習をしていた。


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3年ほど前に地元新聞の記事にもなったが、北電は西埠頭中央部にLNG火力発電所を新設するために現在急ピッチで工事を進めています。そのせいなのか、周辺の道路は休日にも関わらず関係車両がひっきりなしに行き来していました。
工事現場のゲートにいた警備員と少し話をしてみると、思っていたとおりチップヤードの奥にあった防波堤へはもう歩いて行くことはできないとのこと(ネット上にある他の人の釣行記などを調べてみると、昨年夏くらいまでは行けたらしいが)。

個人的にこの小防波堤は石狩湾新港の中でもかなりベストなポイントだったのだけどなぁ……。カレイ、ホッケ、アブラコ、ソイ、シャコ、チカ、ボラ、カジカ、あらゆる魚が満遍なく釣れ、しかも訪れる人がそれほど多くなかったので好きな場所でした。しかしこれからは手こぎボートに乗って行くくらいしか手段がありませんな。
それと将来この火力発電所が本格稼働すると、原発ほどではないにしても常に温排水が港内へ流れ出ることになり、西埠頭一帯が苫東みたいに魚介類に対して何らかの影響(初冬までフクラギやアジが釣れる、海アメが居座る等)を与えるものと思われます。


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中央水路 樽川埠頭側
樽川の駐車場前では良型のシャコがかなり釣れていた(一人で20匹以上釣っている人も!)。しかしシャコが頻繁に釣れていたのは駐車場前にいた5~6人だけで、その先の階段状護岸で釣りをしていた人たちは手持ち無沙汰で退屈そう。カレイ類は全然ダメとのこと。
あと、どうでもいいことですが波打ち際に磯にいるはずのヒザラガイがいました。


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次は西防波堤へと行ってみる。
西防波堤のゲート前には釣り人の車が20台以上あり、自分の長江もここに停めました。
今の自分はデジカメとリュックくらいしか持っていないので気楽だが、釣り道具一式を持って行くとなると西防波堤の先端まで片道1.6kmはあるので移動だけでも大仕事です。


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黄色い封鎖ゲートの横を通り抜け、よく整備された幅広の砂利道を7~8分ほど歩くと西埠頭地区が見えてくる。右側奥では建設中の火発が、左側は銭函まで延々と続く砂浜が一望できる。
上の画像の真ん中に見える防波堤へ向かう真新しいコンクリの基礎は、昨年秋頃に工事がされたもので、とても歩きやすい。


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西防波堤の基部
防波堤の高さは今まで歩いてきたコンクリ基礎よりも3mほど低いので、誰が設置したのか脇には降りるための木製ハシゴがあった。外見は安普請だが、作りは意外としっかりしている。
ゲート前からの自転車移動組もこの辺に止めていた。


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防波堤先端部から沖防波堤を望む
風は南東1~2m前後の出し風、気温20~23度、波はベタ凪気味の弱い波。
気だるい休日の昼下がり、先端以外はそれほど釣れていない様子。魚種もマガレイとカワガレイがほとんどでサイズは名刺~手のひら、アタリを忘れた頃に20cm程度のがポツリポツリと釣れるくらい。人間には過ごしやすくても海の底はまだ水が冷たいのかもしれない。


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先端から基部を望む
この防波堤上には30人近い釣り人がいたが、大部分の人が外海側に投げていた。内海側で釣っている人の釣果は餌取りのウグイばかり。せっせと歩いて穴釣りをしている人もいたが、キープできないチビアブとチビソイしか釣れていなかった。
ちなみに西防波堤で使われている消波ブロックは、他のと違って平面が多いので釣り座を設置しやすいです(落ちると大惨事だが…)。


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石狩放水路の水門付近
西防波堤から戻り、長江を10分ほど走らせて放水路水門へと向かった。
ここにある小さな砂浜は札幌周辺のボート釣り師達の出艇場所としてとても有名で、この時間帯だと丁度沖から戻ってくる船が多かった。
撤収中の2馬力ボートの人に声をかけて釣果を聞いてみると、たまに30cm前後のマガレイ・カワガレイが釣れたが魚影は薄かったとのこと。西防よりは多少マシ、という感じだろうか?


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東埠頭砂揚げ場と船だまり周辺
ここはチカやニシン、豆イカ狙いで大混雑することも珍しくない場所なのですが、この日は魚の群れが入ってきていないらしく、時間が時間なだけにスカスカ。残っている人達もみんな暇そうだ。


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東防波堤 遠景
10年ほど前から潮流の変化で砂が溜まり始め、広範囲にわたって陸と完全に地続きとなってしまった東防波堤。
釣り人は結構いましたが、ここもあまり釣れていなさそうな雰囲気が……。


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今回の偵察で見聞きした感じだと、全体的に釣れてはいるものの肝心のサイズ・量はかなり物足りない状況。あと1~2週間ほどすれば釣果は上向く……かもしれない? 先週から結構暖かくなってきてるので、自分もそろそろどこかへ釣りにでも行きたいところです。


本日の走行距離:42km