釧路コールマイン見学記 その3

前回の続きです。
 
 
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さて、帰る準備です。この時点で既に12時10分前後。
当初の予定だと11時半くらいにここを出発し、12時には和商市場前で解散をするはずだったので、もう30分以上も遅れている計算になります。
帰りの交通機関の時間を気にしている参加者もいたので、これから行く場所は見学時間を短くして駆け足気味になる、と高橋局長が説明をする。
 
 
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釧路コールマインの敷地から出るまでに、車窓から産業スパイばりに地上設備類を撮りまくる。
これは第二斜坑の巻上機。
こちらも連卸と同じく人車があるけれど、今でも使っているのだろうか?
 
 
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派手な黄色の坑外電車。
鉄道車両に関してはよくわかりませんが、上に伸びた面白い形をしています。
 
 
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炭車と連卸の橋脚。
ずっと奥に巻上機の建物が小さく見える。
 
 
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坑口整備工場
ぱっと見はシャターが閉じ、人気も無かった。
この日は稼働していなかったのだろうか?
 
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坂道を上がる車窓からは旧興津斜坑のそばにあったズリ山が遠くに見えました。
 
 
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次に向かったのは、釧路コールマインからそれほど離れていない炭鉱展示館。
時間がかなり押しているので、ここの見学時間は10分ほど。
 
 
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展示館のすぐ横にあるJOY製の8CMコンテュニアスマイナー(1966年導入)。
 
 
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6トンもある巨大な炭塊。
先日夕張で見た3トンの炭塊が小さく見えます。
 
 
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展示館内部では、釧路コールマインを定年退職された方がボランティアで展示品解説をされていました。
 
 
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選炭工場の全景模型。
夕張新鉱や南大夕張炭鉱の選炭工場と比べると、かなり複雑な建物配置をしている。
 
 
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地下に展示されているシールド型自走枠。
 
 
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ダブルレイジングドラムカッターとパンツァコンベア。
夕張の石炭博物館のドラムカッターほどではないですが回転して動き出します。
 
 
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坑内電車と鉱車。
この辺で無常にも10分が経過し、帰る時間となる。もうちょっと見たかった…。
 
 
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展示館を後にし、途中で選炭工場の横を通る。
まるで斜面にへばり付くかのように配置された建物類は、たしかに一種独特の迫力がある。
何枚か車窓から撮影したが、あまりブレずに撮れたのはこれだけ……。
 
そして12時40分すぎに和商市場前に到着。
ここで無事解散となりました。
 
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日程の余裕があれば宿をとってこのまま釧路を堪能したいところですが、翌日は仕事。なので、13時25分釧路発のスーパーおおぞら10号で札幌に帰ります。
帰路では「日高周辺の山は紅葉でさぞ綺麗だろうな」と内心期待をしていたが、寒暖の差が足りなかったのかまだ木々は緑色のまま…。なんだか損した気分だ(笑)。
 
その後、スーパーおおぞらは定刻通り17時17分に札幌に到着。
札幌駅の帰宅ラッシュの人混みに降りると、釧路コールマインで歩いたあの真っ暗な坑道が、まるで夢みたいに感じる。
またこの坑内見学会に参加できれば(来年も実施されるかどうかは不明と言われたが)行きたいなぁ。
 
 
以上、おしまい。