車検

本日、札幌運輸支局で長江750の車検をとってきました。
 
車検取得でここに訪れるのは2008年夏以来なので4年ぶりです(その後2009年に故障し、2010年に切れてそのままにしていた)。
前日に役所で仮ナンバーを交付してもらい、長江の保管場所から20分ほど自走して無事到着。久しぶりに公道をサイドカーで走るのは緊張しました。
しかしサイドバルブの水平対向エンジンは良いものです。
 
 
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じつは第1ラウンドの受付開始直後に乗り込んでさっさと車検を終わらせる魂胆でしたが、色々とあってレーンに並んだのは9時50分頃。しかも間違えて第5レーンに5分ほど気づかずに並んでしまった(サイドカーは構造が特殊なので二輪や普通四輪とは別の第6レーンで検査する)。
この時、横を通りすぎたレッドバロンのトラックの運転手にガン見される(笑)。
 
どうでもいいけど、前に並んでいるボート用(?)トレーラーは鉄骨を繋げた自作品みたいでした。
BMW R75やKS750が牽引していたサイドカー用のトレーラーも自作できないかな。
 
 
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改めて第6レーンに並び直し。ここは他の混雑しているレーンと違って並んでいる数も少なく、サクサクと進んでいきます。
待っている最中、長江は非常に目立つので列待機で手空きの運転手が何人も見に来ました。
「ほぉ~、すっげえなぁ」
「これ、いつ製造されたバイク?」
「うわー高そうだな……」
「俺、バイク好きだけどこういうのは生まれて初めて見たわ」
などなど、バイク談義や適当な世間話をしていると、いよいよ順番が回ってきます。
 
登録番号、刻印、車体寸法、打検、保安部品動作、前後輪ブレーキが何事も無くチェックされ、最後は一番の難関である光軸検査。検査官が操作ブースから「では、ライトを点けてくださーい!」という大声と同時に、祈るような気持ちでライトをハイビームにする。
四角い光軸検査機がキンコンキンコンと音を鳴らしながら上下左右に動き、結果は……撃墜。
検査官曰く「ライトが左に向きすぎ。上にも向きすぎ。要修正です」
 
以前なら、光軸で落とされてもその日以内なら何度でも再検査を受けられたのですが、今は改正されて再検査は一日3回までになりました。残りのチャンスは2回。我流で調整してまた失敗し、下手に残機を減らす訳にもいかない。
こうなっては仕方がないので、近所にあるテスター屋へ行き、2100円(だったかな?)を支払って光軸を調整。改正さえなければこんな出費はなかったのに、と涙を飲みながら再検査。結果は…合格。
 
 
検査が全部終わったのが10時55分頃。
ホッと安堵して事務所へ戻る途中、手や顔になにやらポツポツと冷たいものが……あー、雨かぁ。昨日まで抜けるような晴天だったのに、どうして今日だけピンポイントで悪天候になるのか。
やっぱり日頃の行いのせいか?
 
ブルーな気分になりながらも車検窓口に検査済書類を提出し、20分ほど待たされた。その間にも雨の勢いは次第に強くなっていき……
 
 
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車検証交付後、事務所から出てみると酷いどしゃ降り。しかもオマケに雷まで鳴ってるぞ…。
朝の天気予報だと、雨が降るのは昼以降だといっていたのになぁ。
こういう時に限って雨具の準備を忘れていたので、結局パンツまでずぶ濡れになりながら「空冷エンジンが雨で冷やされると水冷になるのかな?」とアホなことを考えつつ帰りました。
 
 
 
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この小さいシール1枚を手に入れるのに苦労しました。
だけど、これから2年間天下の公道を走れるのだから、まぁ、いっか。
 
 
この後、濡れた車体やトノカバーの手入れに1時間近くかかりました。頼むから錆びたりカビたりしないでくれよ~。