茨戸のイベントと厚田・当別ツーリング

10月8日(日)
オールドカーコレクション in サッポロ

前日の土曜日に、思いがけず2枚の無料招待券を手に入れたので、親父と一緒に見に行くことに。
この催し物は、東京で2013年から開催されているお台場旧車天国を、2018年から北海道でも独自に実施されるのを前に、プレイベントとして茨戸にあるガトーキングダム特設広場で開催されるものだという。
実を言うと、自分も「このイベントへ参加をしませんか?」と8月の美唄のイベント会場で関係者から名刺とパンフレットを直々に渡されて声をかけられたのだが、生憎1ヶ月半以上先の予定は全くわからない上に参加料がちとお高いので、今回は見送りました。
あの時の関係者の方、御厚意をふいにしてみませんでした。

なお、開場直後の時間を狙って親父と一緒に乗用車で行ったのだが、駐車場が早い段階で満杯となり、止めるのに苦労しました。
親父とは1時間半ほど共に見学をして一旦帰宅後、午後2時半頃に自分は長江で再度向かいました(このイベントでは半券が手元にあれば何度でも入退場自由)。

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会場内にいる見学者の数は、見える範囲だと有料制イベントの1回目にしてはまずまずだろうか。参加台数は80台ほどだという。思っていたよりも台数は控えめである。
だけど車をギュウギュウに詰めて入れるよりかは、ゆったりとしていて良いですね。

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天気は空一面に低い雲がかかっており、たまーに太陽が顔を出す……という感じ。
せっかく撮影した写真も暗くてパッとしない。

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メグロ S8 1964年製
程度は結構良さそうです。この手の旧車イベントでメグロを見たのは初めてかもしれない。
リアに装着されたゴツい荷台が商用車の雰囲気を漂わせている。

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日産 レパード【あぶない刑事】仕様
ナンバープレートも劇中の港303と同じにしてある(もちろんこれはレプリカだが)。

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過去の旧車イベントでも何度か一緒になったことがある赤のコスモ。

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ボンネットの開口部は現在の車と比べて小さい。そしてその奥に鎮座するロータリーエンジンも非常にコンパクトだ。

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見学客を乗せて体験乗車中のハマーH1。この型を見るのは久しぶりだ。
20年ほど前には札幌市内にも販売店が存在した(わずか数年で撤退したみたいだが)。
現在のメッキパーツでゴテゴテ・ギラギラと装飾されて肥大化したH3よりも、初代H1の方がシンプル、かつ軍用車然としたスマートなデザインだと個人的には思う。

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初代ビートル カブリオレ仕様
こういう車もいいなぁ……。

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フリーマーケットで売られていた金メッキの自動車の置物。
小学生の頃、友達の家へ遊びに行くと、よくこの置物が玄関や本棚に飾ってあった。これって今でも疑問なのだが、当時のディーラーで新車を契約したらこのような物を記念として貰えたものなのですかね?

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ランドローバー シリーズ2
これは珍しい。近年のランドローバー(ディスカバリーとか)は街中でも見かけるが、寄り目の角ばったシリーズ2が北海道内にいたとは。ボンネット上に設置された予備タイヤがいいですね。

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前から見るとそうでもないが、横からだとかなりのウェッジシェイプなデザインです。隣の見切れたカウンタックよりも断然スポーツカーっぽく見えます

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三菱 シルバーピジョン
スバル(富士重工)のラビットと比べるとややマイナーですが、綺麗にレストアされています。

午後3時にイベントは終了。
退場する車たちを眺めていると、上空をヘリコプターがやたらとホバリングしていた。最初は「イベント関係者が空から会場を撮影をしているのか?」と思ったのだが、それにしてはどうも様子がおかしい…。


15:50頃に会場を出て伏籠川沿いに走りだすと、突然対向車線に尋常ではない数の赤色灯の行列が見えた。……あ、もしかしてあのヘリコプターが飛んでいた理由はこれか?

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かなりの数の緊急車両が停車している。カメラに入り切らないが消防車、救急車、パトカーなど、ざっと20~30台は集結している模様。

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周辺では大勢の消防隊員や警察官が忙しく動き回っていた。この緊迫感からしてただ事ではないことが伺える。

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橋の下では数名のダイバーが泥で濁った川の潜水捜索中。自分を含めた野次馬も川の両岸に70~80人はいただろうか。
聞こえた話によると、どうやら川岸だかに靴が置いてあった(自殺か?) らしい。本当かどうかは不明だが。

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上空には救難ヘリが橋をかすめるように低空飛行をしていた。
現場を遠巻きに見ていると、近づいてきた消防隊員によって規制線が張られて野次馬は道路まで下がるよう指示が出たので、ここで自分は帰宅をすることに。
16:15 PM

その後、新聞やTVニュースなどでこの出来事の続報を聞かないので、もしかしたら単なる「事故騒ぎ」だったのかもしれません。


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10月9日 体育の日(祝)

昨日と変わらず空には雲が多くてパッとしない天気。だが、冬(というか雪)がすぐそこにまで来ている北海道では、バイクで走れる日も少なくなってきているので乗れる内に乗らなくては。

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行き先はあまり遠くへ行くのも時間的に面倒なので、とりあえず近場の厚田を目指してふらりと走ってみるか。
10:30 AM 自宅を出発。

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途中、石狩八幡のセイコマで休憩をしながら厚田夕日の丘に到着 11:45 AM
厚田は札幌よりも曇っていた。

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道路を挟んだ向かい側では、道の駅の建設工事が急ピッチで進められていた。
オープン予定となる来年春は凄いことになりそうな予感。

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海は穏やかなベタ凪。だがあと半月もすると日本海は気圧と季節風の影響で時化が多くなる。
それと祝日の昼間にしては停まっているバイクの数は10台前後と少なかった。そろそろライダー達も冬眠モードなのだろうか。

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夕日の丘から降りて漁港へと立ち寄ってみた。
厚田漁港の朝市は、春~初夏にかけてシャコやカレイの販売で大賑わいとなるが、今時期は数軒しか開いておらず閑散としている。

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今年の厚田周辺の秋サケ漁は不振らしく(サケは数匹だけ販売。しかも筋子の入った中サイズのメスが6000円もしていた)、主な売り物は干物やハタハタのいずしが多かった。

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厚田漁港の外防波堤を覗いてみると、30~40人近い人たちがひっきりなしに竿を上げて魚を取り込んでいる。どうやら港内にチカの群れが入ってきているみたいだ。

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防波堤中間部で釣りをしていた人に釣果を聞いてみると、エサ取りのフグが少々うるさいものの、2時間ほどで15cm前後の良型チカが60~70匹は釣れたという(仕掛けはオキアミをこびりつかせたサビキ)。
自分も今度は釣り道具を持参して来ようかな。

さて、昼も過ぎたし札幌への帰り道はどうしようかと考えた結果、普段とは違う道を走ってみるか…ということで、道道11号線で当別町へ抜けることにした。

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木々がやや色づき始めた山道を、長江で快適に飛ばす(とはいってもせいぜい時速50kmほどだが)。この道は対向車も後続車も殆どいないのでとても走りやすかった。

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当別ダムを通過して次に到着したのは当別町旧弁華別小学校。13:29 PM
ここは北海道内に現存する最古の木造2階建校舎だという。ちなみに学校としては2016年3月末に閉校しており、今ではイベントスペースとして活用をされているという。

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閉校からまだそれほど時間が経過していないため、全体的に古さはあるもの壁が腐ったり窓ガラスが割れたりといった傷みはありません。
だけど木造だと隙間が多いから冬は暖房を付けても寒いだろうな。

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校舎裏手にある体育館。ここも木造だ。

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校舎遠景。
校舎は小さいながらも意外と幅があるので、かなりグラウンド側へ下がらないと全体がカメラに入りきりません。

ついでに小学校で撮影した長江サイドカーのキック始動&走行の動画(ヘルメットにカメラを装着して撮影)。


13:58 PM 弁華別小学校を出発。
次はどこへ……と考えていると、当別の道の駅が先月中旬にオープンしていたのを思い出した。札幌への帰り道の途中にあることだし、ふらりと寄ってみるか
そう、この時はほんの軽い気持ちだったのだ……。

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当別町市街地を抜けて、国道337号線のバイパス道路を6kmほど札幌方面へひた走る。

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あの防風林を超えれば道の駅は目の前だ。

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……ん?
交差点の手前に車が止まっているような…。

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ウゲェッー、これはもしかして……いや、もしかしなくても駐車場の入場待ちの行列か。軽く100mは並んでいるな。遠目からでも駐車場内が車で満杯になっているのがわかる。
とりあえずこの列で並ばなくてはならないので、オーバーヒートを防ぐためにエンジンを止めて押しながら待つことに。

だけどオープンから既に2週間は経つのに、まだこれほど混んでいるとは…やはり札幌都心から一番近い道の駅だけはあるな(札幌駅から約18km前後。それまで一番近い道の駅は恵庭の28kmだった)。
そう考えながら列の中で長江を押していたのだが、後ろから来たバイクのマスツー集団が列を素通りして道の駅へと入って行った。あぁ、こういう時はバイクが羨ましい。

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14:35 PM
20分ほど並んでようやくバイク駐輪場へ停めることができた。なお、自分が長江サイドカーを黙々と押している姿を見て、出入り口にいた駐車場係員には「ガス欠ですか?」と心配されてしまった。
違うんです、空冷エンジンなのでオーバーヒート対策なんです。

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建物内部は新築なのでピカピカ(当然だが)。ロイズの売店やレストランも併設されている。それにしても混んでるな~。

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トイレを挟んだ隣にある農産物直売所。
値段はまぁ普通かな。札幌市内のスーパーなどと較べて特に安い、という訳ではない。

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駐輪場
厚田よりも多くのバイクが停まっていました。結構広いので30~40台くらいは大丈夫かと。サイドカーやトライクが何台か来ても余裕があります。

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駐輪場から見た、札幌方面からの車列。信号のある交差点で右折をする必要があるため、当別側から来るよりも進むのが遅いです。
とりあえず当別の道の駅の混雑が解消されるには、10月いっぱいは軽くかかるのではないだろうか。
あ、それと駐車場と展望台の屋台で売られていた地元産の焼き立てフランクフルトは美味そうだったな(無駄に飲み食いすると太りそうなので食べなかったが)。


本日の走行距離:101km