「北海道のへそ」で・・・

3週間ほど前にネットの海を彷徨っていたら、6月末に何やら面白そうなイベントが開催されるというのを知った。
それは【北海道クラシックカーミーティングinふらの】といい、6月29日・30日に富良野市で行われるという。
29日の走行会や前夜祭は興味無いけれど、30日の展示会で全国各地から色々な車が集まるのは興味が惹かれた。しかも入場料はタダ。
愛車の運動不足解消も兼ねて、晴れればこの日は富良野へ出かけようと決めた。
(後で知ったことだが、実はこのイベントは以前赤平市で開催されていたクラシックカーイベントの後釜企画なのだという)

そして脳内で軽く皮算用をした。
朝早くに札幌を出発して午前10時くらいまでは富良野クラシックカーを見学し、その後は芦別へ移動して百年記念館で炭鉱の資料を昼頃まで漁り、そして〆は岩見沢のマネジメントセンターで所蔵資料漁りのハシゴをすればすごく効率的ではないか、と自画自賛



日は流れ、指折り、というほどでもない程度に期待を膨らませながら当日を迎える。
朝4時に起きて身なりを整え、5時ちょうどに札幌を出発。

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もう7月にもなるというのに、早朝は結構肌寒い(気温は15~16度前後か?)。夏風邪はひきたくないのでパーカーやマフラーをして防寒対策をとる。

しかし、長江のエンジンは燃料コックをひねって間髪入れずにチョーク全閉で30回ほど蹴ったが、完全に冷えきっているためグズるばかり。、ドコドコドコッと2~3秒ほど動いてすぐに止まる。
蹴り上げ運動で人間の暖機運転ができても、エンジンがかからなければどうしようもない。愛の鞭としてセルで無理やり叩き起こす。


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富良野までの長丁場。人家の無い山中を走るのでガス欠だけは絶対に避けねばならない。そのためにも岩見沢周辺で早朝営業しているガソリンスタンドを探した…が、肝心の開いてるスタンドがどこにもない。
延々と国道12号を北上し、三笠市の道の駅を少し超えた場所でようやく発見。
ここで満タンにする。6時5分


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スタンドから少しUターンして三笠市内を抜け、幾春別に到着。
雲ひとつない青空と、朝焼けに映える奔別立坑をバックに撮影。6時36分


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数台の車としかすれ違わない日曜日早朝の道路。
のんびり走っていると、いつの間にか桂沢湖に到着。6時46分


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風も無く、鏡のように静かな湖面。カッコウの鳴き声だけが響く。


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時間調整も兼ねて、堰堤まで降りてパノラマ撮影をしつつ15分ほど時間を潰す。


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桂沢湖で適当にぶらぶらしつつ移動。桂沢湖から先はやや狭い道なのでサイドカーではどうにも走り辛い。
途中で有名な芦別三段の滝に寄る。7時31分


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ピンぼけ気味になってしまった……。
この時、香川から北海道までワゴン車で自走しながら旅をしている老夫婦に声をかけられ、サイドカーを羨ましがられる。
「俺も、もうちょっと若くて金があればサイドカーを買って女房を乗せてたんだけどなぁ」とポツリ。


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季節的に雪代水が無くなったからか水の勢いはちょっと弱め。
画像には写っていないが、滝壺のそばで竿を出している人がいた。釣れるのだろうか?


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富良野への近道である道道135号に入る。
同じ目的の人が多いからか、クラシックカーが頻繁に走っている。

その途中で見かけた動物注意の標識。
一般的なエゾシカのやつではなくてヒグマだ!


9時開始なのだが、既にそこそこ集まっている。


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駐車場からボーっと眺めていると、続々と入場していく参加車両。


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静々と広場へ滑りこむトヨタパブリカ


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駐車場にも珍しい車が停めてあった。
これはサバンナRX-7……ではなくジャッキー・チェンでお馴染みの三菱スタリオン。


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こっちがRX-7
ただし、極めてレアなカブリオレ仕様。自分も初めて見ました。


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名ラリーカーのランチア・デルタ。
しかも2台も!


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キャリアから降ろされてトコトコと会場まで自走するシュタイアープフ・ハフリンガー(林野庁仕様)。
一般的な軽トラよりも二回りどころか三回りほど小さい。
ちなみにこう見えてもジープなんか足元にも及ばないくらいに悪路走破性が高いという。



…と、ここで何やら緊急事態が………
続きます