陸自丘珠駐屯地 一般開放 その1

ここ最近めっきり冷え込んできましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
札幌は10月中頃から雨と曇りばかりで気温も低くなり嫌になります。

さて今回は、自宅から目と鼻の先にある陸上自衛隊丘珠駐屯地(丘珠飛行場)の一般開放日だったので、撮影&暇つぶしを兼ねて出かけてみました。
写真も色々と撮ったのですが、曇天だったので光量が不足気味で、ほとんどが暗い写真ばかりとなりました。ブログにアップするために多少は補正しましたが、見難い部分が多々あるかと思います。ご了承下さい。
それと資料的な価値はあんまり無いです。


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生まれた頃からずっと丘珠飛行場で飛ぶ飛行機のエンジン音(YS-11、セスナ、自衛隊機など含む)を聞いて育ってきた自分としては、もうそれこそヘリコプターなんて自宅の窓から胸焼けするほど見聞きしているのですが、間近で見る機会は久しぶりです。
どれくらい久しぶりかと考えたら2009年の一般開放以来でした。

……なんだ一昨年か。


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いつも集団で飛び回っているUH-1
ローターが2枚しかないからか、民間ヘリと比べてパタパタパタと独特の乾いた音がします。


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LR-1
陸上自衛隊唯一の連絡/偵察用固定翼機(だった。今は後継のLR-2がある)。しかし飛行時間や耐用年数を考慮するとそろそろ退役すると思われる。
この機体の離陸はかなり鋭いです。文字通り「矢のように」急上昇して飛んでいきます。
中学生の頃に操縦席へ座ったことがありましたが、恐ろしく狭かったな…。


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U-125A
航空自衛隊千歳基地所属の救難機(調べた結果、秋田空港空自救難隊所属の機体でした)。
元はビジネスジェット機ですが改造を施され、海上にいる遭難者へ救援物資の空中投下が可能になっています。


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OH-1
OH-6の後継となる川崎重工製の偵察ヘリ。
このヘリはたまーに丘珠へ飛来してくるのですが、一般的なヘリと比べてかなりローター音が小さいです。
例えるとモーターみたいな細かく触れる音(ミーンというかヴィーというか…)で、さすが偵察ヘリだと感心します。


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AH-64Dアパッチロングボウ
コブラの後継として採用した陸自が誇る対戦車戦闘の切り札……のはずだったのですが、あまり深く考えずに採用してしまった結果、情勢の変化やコスト高によって生産が中断し、製造元の富士重工防衛省を相手に大ゲンカをしてニュースを賑わせたのは記憶に新しい出来事です。
コブラと比較すると全体が一回り大きく幅も厚みがあり、ローター上部に載せた円盤状のロングボウ・レーダーが異様です。しかし、このレーダーを見ると何となく餅が食べたくなる(笑)。
ちなみにこの機体は右翼外側パイロンにはヘルファイアミサイルランチャー、左翼外側パイロンにはロケット弾発車装置と変則的な構成となっていました。




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AH-64D
アパッチは滅多に見られない機体だからか、周囲には常に人が集まっていました。


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AH-1Sの展示飛行
満足な望遠機能のないコンデジでは、これが限界でした。


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CH-47チヌーク
東日本大震災時に発生した福島第一原発事故で、原子炉を冷やすために水の空中投下をしたのがこの機体です。
今回は消火用吊り下げバケットを用いた消火展示ではなく、内部に車両を搭載してのデモンストレーションを行いました。


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着陸後、胴体から降ろされる三菱パジェロ(外見・構造は市販車と全く違う)。


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北海道警察のヘリコプターによる救難員のラペリング
他に自衛隊機や札幌市防災ヘリによるラペリングも展示された。


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消火用バスケットによる空中消火


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編隊展示飛行


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エプロンの片隅においてあった空港用除雪車
あ~、もう雪の季節かぁ……憂鬱だ。


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災害派遣任務を伝える写真パネル展
丘珠駐屯地からも東日本大震災救援のために多くの隊員や機材が投入されました。
そういえば3月13日の朝5時頃にヘリコプターの大群が離陸していったけ。


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トラックの荷台に積まれた移動気象レーダー装置
あらゆる場所で気象観測をするための車両なのですが、後ろに回ると……


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入り口のドアに斧がありました。
勿論、これは木を伐るのに使う…のではなく、敵にこれらの機材が奪取されそうになった時にレーダーやコンピューター、通信装置を自分たちの手で破壊する為です。


次に続きます