さらばYahoo!ブログ

もう既に知られていることではあるのですが、現在自分が利用しているこのYahoo!ブログは、今月いっぱいで新しい日記のアップロードやコメント欄への投稿が不可能になります(日記の閲覧と削除は4ヶ月後の12月15日まで可能。16日以降はブログサービス終了のため日記データは消滅する)。
……と言うわけで、そろそろ引っ越しをしなくてはなりません。

さて、新たにどこのブログへ移転しようかと考えたのですが、うーん……9年間もYahoo!ブログに安住していたのもあるので、他社のブログサービスの内容を比較しても「これだ!」と思うようなのが見当たらないんだよねぇ。
だけど今月末という期限は刻々と近づいているので、早急に何とかせねばならない。

とりあえず、近いうちに移転先となる新ブログを決定したいと思います。

告知・クラシックカーミーティング in ふらの 2019

6月30日6:02AM 追記
申し訳ないのですが、本日のイベントは訳あって不参加となりました。

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6月30日(日) 富良野市清水山にあるふらのワイン特設会場で開催される【北海道クラシックカーミーティングinふらの】に参加をします。開催時間は10:00 AM~15:00 PM、見学は無料です。

自分としては今年初となるイベントです。本当は5月26日に日高町の道の駅でイベントがあったのですが、開催を知らせる手紙が届いたのがイベント1週間前とかなり急だったこともあり、そちらの方は残念ながら不参加となりました。

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今年は昨年みたいな出発直前に無様なトラブルが起きないようにしたいものです。

なお、イベント当日の天気が悪天候の場合は不参加となります。
予めご了承ください。

石狩湾新港 西防波堤 不発再び編

元号発表&開始の絡みで最大10連休にもなった今年の5月の連休(個人的には元号なんぞ今すぐ消えろ、としか思っていませんが)、皆さんはどのように過ごされたでしょうか?
そんな自分は、昨年春に美味しい思いをした西防のホッケ釣りが忘れられず、性懲りもなく今年もチャレンジをしてきました。なお、事前に調べてみると、規模は小さいもののホッケの群れが入ってきているらしく、4月末頃から石狩ではポツポツと釣れている模様。

……で、その結果は…。

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5月5日(日) こどもの日
夜中の3時に起床し、愛車に釣り道具を積んで4時15分に出発をした。
5月になると昼間は暖かいのだが、早朝はまだ真冬並みの体感気温になる。防寒用の分厚い冬用グローブが手放せない

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西防ゲート前に到着。 4:58 AM
さすがに5月の連休、ハイシーズンなだけのことはある。この時間帯で既に30台以上もの車が停まっていた。

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波の具合は1m前後でややうねりを含む。風はほぼ無風~ごく弱い南東からの風。気温は少し肌寒いかな? くらいの温度。
天気も良いので釣りをするには絶好のコンディション……ただし、釣れれば、だが。

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ゲートから15分ほど歩いて西防波堤に到着。釣座は験を担いで昨年とほぼ同じ位置(先端部から100m手前)にした。
釣り人のほとんどは消波ブロック越しに外海側へ投げていた。

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5:33 AM
早速コマセを撒いて仕掛けを投入した……のだが、何とまったくアタリが無い。絶好の朝マズメだというのに、海中にはコマセを食べに来るエサ取りすら一匹もいないのには参った。
ひたすら虚しくコマセを撒くだけの状況が3時間(!)も続いた。

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8:31 AM
「あぁー、ちっとも釣れねぇな……」
緊張感と集中力が完全に下がりきった時に小さなアタリがあった。軽く合わせると、針先にかかっていたのはミニサイズのガヤ。これが本日初の釣果である。
ここでようやくエサ取りがご登場、という感じか。
こいつらがコマセに夢中になると、その賑やかさに誘われてホッケが集まってくる……といいなぁ。

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だが、その後は

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退屈しない程度に

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エサ取りばかりが何匹も釣れた。
小ガヤ、小ガヤ、小ガヤ、ウグイ、ウグイ、ウグイ、ウグイ……。

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正午近くになるとやや強い北風が吹き出してきた。こうなると内海側はアゲンストとなるのでとても釣りづらい。
結局、一匹もキープが無いまま納竿。本命のホッケはどうやら留守らしく、今日はエサ取り達と戯れただけになった。
13:01 PM

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帰りがけに、暇つぶしも兼ねて他の場所も見てみる。
まずは西埠頭チップヤード手前のフェンス脇。ここは車のすぐそばで釣りができるので人が多かったが、釣れている様子はない。
それと焼き肉をしている家族が何組かいたので、そのいい匂いが漂っていて堪らなかった。ハラヘッタ…。

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いつも混雑している樽川埠頭。
この日は群れが入ってきていないのか、全体的にのんびりムード。

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そしてその背後にある駐車場は凄いことになっていた。
軽く70~80台は駐車していた(花畔埠頭~中央埠頭にかけての道路沿いもかなり凄かったが)。

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放水路横の砂浜。
帰り支度をしているマイボート釣りの人がいたので話を聞いてみると、沖防波堤の外側は北風が強くて波も高いため断念、代わりに港内で釣りをしていたがあまり釣れなかったとのこと。

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東埠頭 砂揚場 15:10 PM
ここも人が大勢いる割には他と同じく釣れていないから静かだな……と思っていた矢先、にわかに騒がしくなった。

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突然、ニシンの群れが乱入してきたことにより、岸壁の雰囲気が一変してお祭り騒ぎとなった。サビキ仕掛けに良型のニシンが3匹、4匹と掛って竿が大きくしなり、クーラーやバケツへ入れる余裕もないので釣り上げたニシンを足元にそのまま積んでいる人もいた。
ほんの数分ほどの熱狂だったが、なかなか凄いものを見た。自分もこういうのにあやかりたいもんだ。

……はぁ、それにしてもキープできる程度のマトモな魚が釣りたい…。

石狩湾新港 カレイ釣り 不発編

例年よりも雪解けが早かった2019年。4月になっていよいよ春の釣りシーズンが本番ということで、自分もさっそくどこか釣りにでも出かけようかな? と思案をした結果、とりあえず自宅からも近い石狩湾新港に行き先を決めた。
念の為に色々と情報を収集してみると、全域でカレイ類がそこそこ釣れており、ニシン(群来そのものは3月中~下旬で既に終了)も小規模ながら未だに港内を回遊をしているみたいだ。
カレイを狙うかニシンを狙うかで少々迷ったが、ここはカレイの投げ釣りという安牌を選択した(自分は両方を狙う二刀流ができるほど器用ではないので)。はてさて、これが吉と出るか凶と出るか……。

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4月13日(土)
深夜の3時25分に起床。身支度を済ませた後、車に釣り道具を載せて夜も明けきらない中、自宅を出発をした。4:36 AM

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5:05 AM
いつもの西防のゲート前に到着。この辺で空がようやく明るくなってきた。
駐車している車の数は20台前後。土曜日なのでやはり多い。

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ゲートからの砂利道を歩いていると、地面や道路脇の草むらには真っ白な霜が降りていた。どうりで冷えるわけだ。本当に今日は最高気温が15度にまで上がるのだろうか?
砂浜から見える海はベタ凪。風は南東から吹いており少々肌寒い。

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5:22 AM
西防波堤の基部に到着。
内海、外海それぞれに10人位が竿を出している。

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今日は外海に向けて投げ釣りをする(内海側はかなり根掛かりする)つもりなので、足場の良さそうな消波ブロックを探しながらポイントを選定した結果、先端から70~80mほど下がった場所に釣座を設置した。
とりあえずイカの切り身を餌にした胴突仕掛けを一本投げ込んで軽く様子を見てみる。
5:52 AM

仕掛けを投入後、3分とかからずに竿先がムズムズと動き出した。…アタリだ!
だが、ここで焦って早アワセをするとバラす恐れが高いので、10秒ほどしっかりと餌を喰わせてから竿を一気に煽ってリールを巻いた。
おっ?そこそこの重量感だが、果たして……?

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上がってきたのは身の厚い良型マガレイ。こりゃ幸先が良い。

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いきなり釣れると俄然ヤル気が出てくる、という訳ですぐに二本目の竿を出したのだが、以降納竿するまで魚信は無かった。単なるラッキーヒットだったか……残念。

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早朝5時台から吹いていた冷たい南東の風も、9時を回る頃には次第に弱くなり、10時になるとほぼ風が止んだ。と同時に、気温が上昇して少しづつ暖かくなってきた。

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まるで湖のような、波が一切ない海面。
眺めているだけならば趣のある綺麗な風景なのだが、全然釣れないとなると厳しい。周囲の人達も釣果としては手のひら~20cm前後のカレイがポツリポツリと釣れている程度。
結局、自分は戦意喪失のため11:05 AMに竿を畳んで撤収となりました。

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自宅へ帰る途中、他の釣り場も覗いてみる。
樽川埠頭は大勢の常連組がニシン狙いで竿を出しているものの、釣れている様子は全くなかった。昨年の今頃は新港の全域でホッケがものすごい勢いで釣れていたのだが、今年はどうなるのだろう?

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東埠頭
漁協のそばにある漁師直営の売店ではカレイの干物やホタテ貝、ホヤなどが売られていた。

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東埠頭 砂揚場
ここもホッケやニシンの最盛期なら隙間が無いくらいに釣り人が集まる場所なのだが、この日は10人程しかおらず閑散としていた。

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家に持ち帰ったマガレイですが、気になるサイズは30cmでした。捌いてみると腹の中には卵も白子も無かったので、既に産卵期は終わった模様。
このカレイは濃い目の塩水に軽く浸した後、一夜干しとなりました。

積丹半島 一周ツーリング2018 初秋

本来ならば昨年9月頃にアップをするはずの日記なのですが、大地震やら仕事やらで忙しくて手を付けるのをすっかり忘れていました。半年近くも遅れてしまい申し訳ないです。

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2018年9月2日(日)

「最近、積丹方面にツーリングをしてないな」
愛車に乗って積丹へ最後に行ったのはいつだっただろうか。あぁ、思い起こせばもう6年近くも前の事か。潮の香り、青い海、切り立った断崖……よしっ、どうせなら今回のツーリングは一泊二日のキャンプツーリングと洒落込もう。
早速、愛車の船にテントや寝袋、ストーブ、食料などのキャンプ道具類を詰め込んで自宅を出発した。 7:03 AM

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ここで愛車にガソリンをたらふく飲ませてやる(13.3リットル)。

給油後に軽く身支度を整えた後、8:16にガソリンスタンドを出発。朝里市街地を抜けて国道393号線(メープル街道)へと入る。393号線は一般的な乗用車や現行のオートバイでは大して苦にもならない山道なのだが、エンジンが非力かつサスが貧弱な長江で走るとなかなかキツい。
特に毛無峠名物の8連続急カーブな登り坂と、峠を越えた後にキロロスキー場の入り口まで続く凸凹な路面状況は、とてもじゃないが快適なツーリングには程遠い。しかも後続車からは「前を走る遅いサイドカーが邪魔だな」という無言の圧力もひしひしと感じる。
長江だと単なる地方国道を通行することさえも大冒険だ。
 
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8:56 AM
キロロを過ぎて農家が点在する片側一車線をしばらく走ると、右手に道の駅あかいがわの建物が見えてきた。
駐車場に愛車を停め、とりえずホッと一息つける。日曜日の朝の時間帯だからか、車も人もまだそれほど多くはない。
用足しを済ませ敷地内にあるベンチに腰を掛けて軽くくつろいだ後、愛車のそばで出発準備をしていると、白老から走ってきたというライダーに声をかけられしばしの談笑。彼もこれからツーリングで積丹方面に向かうみたいだ。
9:22 AM 道の駅を出発
 
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道の駅を出発して銀山を経由し、稲穂峠を超えると岩内町はすぐだ(と言っても40分以上かかってはいるが)。稲穂峠は登坂車線もあるおかげで鈍足な長江でも走りやすいのには助かった。
岩内町の市街地に入ったところにあるガソリンスタンドで本日2度目の給油(レギュラー6.5リットル)。それにしても太陽の日差しが真夏並に暑いのなんの(赤井川では涼しかったのに)……給油後は、ガソリンスタンドの端で15分ほど休憩をしてから出発した。
 
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盃温泉 10:57 AM
岩内町から30分ほどのんびり走って泊村の盃温泉郷に到着。
さすがに9月ともなると海水浴客がいないので、道路沿いの磯や浜辺はガラガラだ。
弁天島手前の階段状に護岸をされた湾洞では、スキューバーダイビングとカヤックを楽しんでいる人が多数いた。涼しそうで羨ましい。

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愛車から降りて軽く歩いてみる。
弁天島とをつなぐ橋はコンクリート製でかなり頑丈そう。
 
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浅瀬を漕ぐカヤックを橋の上から見る。
そういえば以前購入したインフレータブルカヤックも久しぶりに引っ張り出さないとな。
 
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弁天島北側の地磯。この場所は潮通しが良く、足元から適度な深さ(水深3~4m)があるため、春のホッケシーズンには大勢の釣り人達で賑わうポイントとして有名(自分は近くにある盃漁港で釣りをしたことはあるが弁天島は未経験)。それと地磯にしては平坦なので釣りやすそうだ。
 
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弁天島を気ままに散策をした後、バス停の横に停めた愛車へと戻る。時間を確認すると既に正午近い。結構長居をしてしまったな。
ジャケットを着てヘルメットを被り、おもむろにキックペダルに足をかけて蹴り下ろす……という矢先、目の前を通過していったバイクが突然急停車をして、降りたライダーがこちらへとやって来た。そして開口一番「いやぁ~珍しいバイクに乗られてますねぇ。写真を撮ってもいいですか?」と声をかけられた。
カバンからカメラを取り出して熱心に撮影をする御仁に話を伺うと、自宅のある秋田からカワサキZZR 250でツーリングに来た、とのこと。昨日東北から自走をしてフェリーで函館に上陸後、日本海沿いを北上して今夜の苫東発秋田行きのフェリーに搭乗して帰る強行軍だと言う。軽く数分ほど会話をした後は再びバイクへ跨って颯爽と去っていったが、外見からは結構な歳に見えたものの、なかなか元気な人でした。
 
では、気を取り直して出発。11:47 AM
 

盃温泉から西の河原まではカメラをセットして走行中の動画を撮影した。
動画内で2分12秒と7分51秒に一瞬写っているのが、盃で出発前に声かけてきたライダーの方です。
 
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ルートとしてはこんな感じ。走行距離は23km前後。
 
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西の河原駐車場に到着。 12:33 PM
ここはトンネルとトンネルに挟まれた、猫の額ほどの狭い土地に造られた小さな駐車場だ。そばには車が5台ほど停まっていたが、周囲に人の気配は全くない。磯に出て釣りでもしているのだろうか(こんな真っ昼間に釣れる魚は、今時期だとショアブリだろう)?
 
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駐車場から海岸へと降りると、小さなゴロタ場と浅い地磯が広がっている。。
左手奥に遠くかすんで見えるのは、西積丹でも屈指の好釣り場である西の河原と十坊岬。徒歩だと軽く1時間はかかる健脚者向けのポイントだ。なお、西の河原にある地蔵堂では毎年6月中旬に地域住民総出でお祭りが開催されるという。
 
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そして右手に目を向けると、こちらも大物釣りで名高いアキアジ場がある。波打ち際の断崖絶壁を横ばいで掴まりながら入釣をするベテラン向けのポイント。
 
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潮風で真っ赤に錆びてボロボロなバス停。周囲の雰囲気と相まって、なんとも言えない侘び寂びを漂わせている。
だけど、ここでバスを乗り降りする人はほとんどいないだろう。

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ここの駐車場にはニシン番屋を模した立派な公衆トイレがある。だが、ドアは固く施錠されていて利用は不可能だった(夏の観光シーズン以外は閉鎖されているらしい)。もしもシーズン外に用を足したい時には、ここから2.5km離れた沼前岬の駐車場トイレに行くしかない。

西の河原駐車場を出発。 12:49 PM
 
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さて、今朝自宅を出る時には「どこか適当な場所にテントを張って一泊しよう」と考えてはいたのだが、ここにきて気が変わった……と言うか億劫になってしまったと言うか…。結局このまま札幌へ帰ることにする。
沼前、神崎、余別、来岸と海岸線に沿いつつ、野塚のT字路からは積丹半島の内陸部へと入る。原野と森林と牧草畑が交雑する農村地帯の一本道を、長江はマイペースに走っていく。
 
カーブの多いダラダラとした下り坂を経て美国市街地に入ると、再び海岸線を左に見ながらのツーリングとなる。それにしても2000年代初頭と比べると、長いトンネルばかりで走行中に景色を眺める楽しみが激減したなぁ。これについては1996年の豊浜トンネル崩落事故と2004年の台風18号による損害(神恵内村・大森大橋の落橋)が大きいのだろうけれど。
 
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札幌へと戻る前に、余市漁港に少々寄り道。
余市漁港の奥には北海道唯一の海自戦闘部隊である余市防備隊が設置されており、ミニ護衛艦風の外見を持つミサイル艇2隻が2008年より配備されている。
実を言うと、以前の1号型から現行のミサイル艇に更新をされた2009年頃に一度ここへ訪れたことがあるのだが、生憎その時に乗っていたのは自分の愛車ではなかったため(姉から借りたバイク)、今回は無事に長江と一緒に収まることとなった(くまたか PG-827)。……とはいえ、欲を言えば桟橋の手前側に係留をしてくれれば、船体がきちんと綺麗に入ったのだが……まぁ仕方ない。次に期待しよう。
数枚撮影をした後、札幌へ帰ることにする。14:16 PM
 
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余市、塩谷、小樽中心部、朝里と順調に走り、休日の行楽客渋滞にもそれほどハマらず銭函からスムーズに札幌市内へと入った。
だが、新川通りの交差点で信号待ちから発進をした直後「ブツッ」という小さな感触とともに左手で握るクラッチレバーから手応えが無くなった……って、いきなりクラッチワイヤーが切れたぞ、おい!!

巡航中ではなく青信号でギアを1速につないで発進をした直後だったので(徒歩並のスピードだったのは運が良かった)、すぐさまブレーキをかけてノロノロと左へ寄せて歩道上に退避をした。
エンジン停止後、側車のトランクから工具類と予備のクラッチワイヤーを取り出してすぐに作業を開始。クラッチレバーを分解してワイヤーをアウターごと抜き出して確認をすると、ワイヤーのタイコ付け根付近からブッツリと千切れていた。いやぁ、これだからワイヤー類は前触れもなく突然切れるのが怖い。順調なツーリングでトラブルも無く無事に終わるかと思っていたが、好事魔多しとはこのことか。
やはりイザというときに備えて予備は持ち歩くに限るな、などと独り言をつぶやきながら交換&テンション調整を済ませた。作業にかかった時間は40分ほど(長江はハンドルのレバー周辺を外すのが意外と手間です)。
余談だが、自分はトラブル発生時に即交換ができるよう、予備パーツとしてスロットル、クラッチ、前ブレーキの各ワイヤー類と点火コイル、ポイント、コンデンサ、電球、ヒューズ、補充用エンジンオイル1qtを常に携帯しています。古い構造のバイクに乗るのならばこれらは必須です。

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……とまぁ、そんなこんなで薄暗くなりかけた頃に自宅へ到着。最後の方でワイヤーが切れるという想定外の災難はありましたが(積丹の長大トンネル内で切れなくて本当によかった…)、久しぶりの積丹ツーリングは良いものでした。
あ、そういえば今日はツーリング中まともな食事をせずにぶっ通しで走り続けたのか。物事に夢中になっているとあまり腹が空かないな。


本日の走行距離:247km

2018年の出来事(下)

2018年の出来事(上)の続きとなります。


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8月26日 ロイズコンフェクト 石狩ふと美工場 クラシックカー展示

北海道のお土産菓子製造三大企業として、石屋製菓白い恋人)や六花亭(マルセイバターサンド)と肩を並べるロイズ。世間では生チョコがとてもよく知られていますが、実はここの社長は恐るべきレベルの自動車マニアなのだ。どの程度のレベルかというと、集めた大量の自動車を保管するために専用の大型倉庫を建設して、さらに収蔵した自動車を整備・維持するために専門のメカニックまで雇っている、と聞けば並大抵の熱意や努力ではないことを理解できるだろう。

そんな筋金入りの自動車バカ(褒めてます)であるロイズ社長による「車の虫干し」が、8月の最終土曜・日曜日に石狩太美の田園地帯で開催された(自分が訪れたのは日曜だけですが)。
 
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注:来客者用駐車場の画像ではありません。きちんとしたコレクションです。

ロイズ社長の凄いところは、この手の大金を持った自動車マニアになると、大抵の場合はフェラーリランボルギーニマセラティ、ポルシェ、メルセデスなど外国製高級車の収集へ血道を上げてしまう人が多々見受けられるものですが、陳列された展示車両を見れば分かる通り「10~40年前までは、そこらの道路を普通に走っていた」ような車を、鑑賞に耐えうるコンディションで100台以上も集めているところが驚異的なのです。
ぶっちゃけ「コレってどこかの中古車屋でしょ?」と言われても違和感が全然ない。

……で、さらにぶったまげたのが…

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ロイズ社長はジープコレクターだったのか。

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ウィリスMB 北アフリカ戦線仕様
タミヤ1/35MMのSASジープでお馴染み。

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ウィリスジープ プロトタイプ

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バンタムBRC 40

こういうのって日本国内ではまず流通していないから、欧米のオークションとかで直接買い付けたりしているのか? などと思案しながら一台づつ眺めていると……

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一瞬我が目を疑った。こ、ここ、これは……M422 マイティマイトだ!

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1950年代末から1960年代初頭にかけて4000台ほどが生産され、全てがアメリ海兵隊に配備された。このマイティマイトは輸送機などに載せられるよう、それまでのジープ以上に軽量・コンパクトを極限まで追求して設計されたのだが、配備後は逆にその小ささが仇となり、発展性や拡張性に乏しく余裕がないと判断をされてしまう。そして本車は後にM151 MUTTケネディジープ)に交代されて、海兵隊からは姿を消すこととなった。
まさかこんなものまであるとは……ロイズ恐るべし。

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いやもう何というか……今ここにあるバンタム、ウィリス、フォード、三菱などのコレクションだけで、かつて入間市で開催されていたジープの機能美展(2016年春に主宰の石川雄一氏が逝去されたことにより終了)を北海道で独自に再開できてしまうのではないだろうか? とすら思ってしまう。
全国のジープ愛好家・研究家を自認する諸兄、このイベントは遠くから足を運ぶ価値が十分にありますよ。


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いすゞ TXD20

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マツダ T2000

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いすゞ ライトエルフ

入念な手入れをされる高級スポーツカーなどとは違い、ボロボロになるまで使い込まれて最終的にはスクラップとして潰されてしまうこの手の商用トラックも、きちんと完動状態で維持されている。抜け目がない。

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屋外の展示だけではなく、車両保管用の大型倉庫もこの日だけは一般開放がされている。遠慮なく中へ入ると……

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倉庫内はスペース節約のために鉄骨が組まれて二段積みをされている。こうなると車の出し入れはフォークリフトを使っているのだろうか?

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オートザム AZ-1
今から17年ほど昔、自宅近くにあったマツダ系中古車屋で、78万円の値札が付けられていたのをローンを組んで買おうか本気で迷ったことがあった。だけどAZ-1はもうパーツが出ないしなぁ……あの時に無理して手を出さなくて正解だったかも(すっぱいブドウの論理)。

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いすゞ ユニキャブ
「ふーん、初代ジムニーか…」と思って前を通り過ぎようとした時に違和感を感じ、よくよく見てみるとまさかのユニキャブ。超希少な珍車です。

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スバルが誇るフラグシップカー。この名称はもう復活しないのだろうか?

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スズキ X-90
世間ではちっとも売れなかった失敗作と見られているX-90ですが、個人的には今でも欲しい車です。10年ほど前までは中古でもそこそこ流通していたが。現在だと…。

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ふぅ……度肝を抜かれるような空間であった。
あ、ちなみにこのイベントは入場無料で毎年開催をされているみたいなので、次の8月最終土曜・日曜日に訪れてはいかがでしょうか?


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9月12日 札幌運輸支局で継続車検

本来なら9月6日に車検を受けるはずだったのですが、ご存知の通りその日は胆振東部地震の影響で北海道全域が停電となり、車検どころではなくなってしまった。そのため、余震と混乱がある程度収まってから、日を改めて車検を受けることにした。

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車検とはいっても、半世紀以上前に製造をされた古い年式のサイドカーなので、排気ガス測定やスピードメーター検査みたいなシビアで難しいものはない。車体寸法、打刻、保安部品動作、前後ブレーキの効き具合などを簡単に確認すると、最終関門の光軸検査となるのだが、今回は特に問題もなくすんなりとクリア。本日の車検で唯一引っかかった部分は、バッテリーのマイナス端子側の固定金具が少し緩んでいたのでしっかり締め直すように、と検査官に指摘をされただけだった。
以上、窓口での待ち時間を含めても、1時間かからずに車検は無事終了。これでまた2年間走ることができます。

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早速、ナンバープレートから古い車検シールを剥がして……

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新しいシールへと張り替えが完了。シールの色は青から白に変更されている。
どうでもいいがシール左下にある【平成32年】という年度は存在しない。こういう部分が日本における元号と役所仕事の硬直性なのだろう。素直に西暦表記へと移行をすればいいのに。
将来の年月日に使えない元号という旧弊なシステムは、消滅したって誰も困らない。

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ふと隣を見るとBMW R1200Cとホンダ C72が停められていた。
何という濃さだ…。


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9月30日 札幌刑務所 矯正展

みんな大好き(?)矯正展。自分はいつもこの時期になると「忘れずに行こう」と決めるわりには、何故か忘れてしまうパターンが多いもので……訪れたのは10年ぶりくらいだ(忘れ過ぎである)。
自宅から自転車を漕いでふらりと寄ってみた。

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門をくぐって会場へ入ると、まず最初に目に飛び込んできたのが100m近い長蛇の列。

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その列の先では、ネット詰めをされた玉ねぎが飛ぶように売れていた。
札幌刑務所では受刑者が農産物を生産しており、矯正展では市価よりも安く直売をするため、これを目当てに市民が殺到します。玉ねぎ以外だとじゃがいもや長ねぎなども売られていた。

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…で、自分の一番の目的は、受刑者が食べているパンを購入すること。

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混雑して売り切れる前に無事ゲット。意外とこのパンは人気があるんですよ。
まぁ、特に何の変哲もないプレーンなコッペパンなのですが、市販品よりも倍近い大きさがあり、そのままでも、具を挟んでもシンプルな食べごたえで美味しいです、縦に2つに割ってマーガリンと粒あんを一緒にサンドすれば、自宅でも手軽に花輪和一の漫画『刑務所の中ごっこが可能。
値段は1個150円。以前は100円だったが少し値上がりしています。

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特設ステージでは札幌東栄中学校吹奏楽部による演奏が行われていた。

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昔から矯正展といえば刑務作業で製造される家具や生活雑貨、金属加工品、小物類が目玉……なのですが、上にある野菜の即売の方に大勢の人が集まっていて、こちらはややのんびりムードとなっていた。

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ちびっこミニ電車。カラーリングは北海道新幹線

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子供向けに小動物も多数が展示されていたのだが、どれも子供達に触られてストレスが溜まっていそうで……見ているとちょっと可哀想だった。

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矯正展恒例、駐車場への大渋滞。
野菜を大量に買う人が多いので、これは仕方がないのかもしれないけど。


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11月11日 2018年最後のツーリング

例年なら10月末までには愛車を親戚宅の農機具倉庫へ収容して冬眠をさせていたのですが、今年はいつもよりも雪が積もるのが遅く、しかも気温は高めで推移をしたため、結構遅くまで走ることができた。
そしてこの日が今年最後のツーリング、走り納めとなるので動画を撮影したのですが、肝心の天気は曇り/雨という嫌な予報。出発前はちょっと迷ったのだが、まぁどうにかなるだろう……と見切り発車で厚田の道の駅へ向かったが、案の定途中で雨が本降りとなったことにより、無念にも手前の古潭で回れ右をして帰宅となりました。

やはりどうにもならなかったか…残りはあと5kmほどだったのですが、無理して走っても面白くないし天気には勝てんよねぇ。

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スタート(当別町高岡)からゴール(厚田区古潭)までの走行距離は約18km。

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そしてツーリング後は燃料を満タンにしてそのまま冬眠となりました。
目覚めるのは来年の4月中旬~下旬頃を予定しています。


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それでは皆さん、今年も残り30分ほどですが良いお年を……。